【レビュー】最強のデータ分析組織


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  • 出版情報
  • ・著者:河本薫/著
  • ・出版日:20171125
  • ・ページ数:情報なしP
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ジャンルTop10選

目次

◆第1章 ビジネスアナリシスセンターの実像
1.1 組織構成と役割
 データ分析の専門家は一つの側面に過ぎない
1.2 会社への貢献
 意思決定プロセスを改革するのが仕事
1.3 十八年の長い道のり
 現場に相手にされなかった苦難の時代

◆第2章 四種類の「人の壁」を乗り越える
2.1 乗り越える壁(その一)
 事業部門との連携が成功の絶対条件
2.2 乗り越える壁(その二)
 会社全体に貢献してこそ評価される
2.3 乗り越える壁(その三)
 メンバーの能力だけでなくマインドも育てる
2.4 乗り越える壁(その四)
 メンバーのモチベーションを保つ

◆第3章 事業部門から信頼と予算を勝ち取る
3.1 スポンサーシップ制度
 事業部門から予算をもらう独立採算制
3.2 分析者の守備範囲
 データ分析で終わらず「業務改革」まで立ち会う
3.3 人手不足を外部委託で補う
 自分で解くことのこだわりは捨てた

◆第4章 分析組織は経営に必ず貢献できる
4.1 全方位外交が基本
 全組織と仕事ができる利点を生かす
4.2 経営者の視点で分析に臨む
 環境変化を敏感に捉える習慣を付ける
4.3 成果をアピールする
 自分たちの貢献度をリーダーがPR

◆第5章 メンバーの幸福を勝ち取る
5.1 成長の道筋を示す
 ステップアップの青写真を描く
5.2 成長できる仕事をアサイン
 一気通貫で任せる覚悟がリーダーには必要
5.3 サラリーマンとしての幸せ
 個人のブランド価値を高める

◆第6章 十八年かけて築いた三つの無形財産
6.1 私たちのミッション
 メンバーの心に根づいて行動が変わる
6.2 カルチャーを消さない
 役立つことに価値を置く文化を守る
6.3 レピュテーションを獲得
 社内からの信頼が最大の財産

◆第7章 分析組織のリーダーに求められるもの
7.1 モチベーションの維持は大仕事
 データ分析の価値を生みだすのは人
7.2 挑戦する新分野はリーダーが決める
 ビジョンメイキングと率先垂範
7.3 人脈と知名度と評判
 リーダーのコネでメンバーを助ける
7.4 分析組織のタクティクス
 目的は清く、進め方は腹黒く

概要

日本一有名なデータサイエンティストが分析組織の全貌を初公開!
社内の「便利屋」が最強のチームになるまでの挫折と成功の軌跡

日経情報ストラテジーが選ぶ「データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤー」の初代受賞者である、 大阪ガスの河本薫氏による待望の2冊目となる本。
同氏が所長を務めるデータ分析組織「ビジネスアナリシスセンター」の生い立ちから数々の失敗、乗り越えてきた壁、そして分析組織のリーダーに求められる信念と行動を初告白します。

社内外の誰からも注目されていなかった無名のチームが、いかにして日本一有名なデータ分析組織に生まれ変われたのか。
チームを率いる著者がこれまで語ることがなかった苦悩や挫折、そして、ある日突然有名になってからの状況の変化などを、余すところなく赤裸々につづった一冊です。

データサイエンティストを目指す人はもちろんのこと、社内でデータ分析組織に携わる人や、これから同じような組織を作りたい人、イノベーションや業務改革を成功させたい人には必読書といえます。

本書はデータ分析の手法の紹介にはフォーカスしていません。
なぜなら著者は「データ分析は業務改革やイノベーションを実現するための手段の1つに過ぎない」と考えているからです。
むしろ、チームのメンバーとデータ分析でイノベーションを起こすという「ミッション」を共有し、問題を解くことではなく会社に役立つことに価値を置く「カルチャー」を育み、社内の事業部門から「信頼(レピュテーション)」を勝ち取ってイノベーションを達成することがデータ分析組織の役割であり、責任範囲であるという持論を展開します。
そのために必要なノウハウや社内での話の進め方、人の巻き込み方などの経験談をふんだんに盛り込みました。

レビューの一覧

 ・2023年版データ分析の100冊[2023-08-26に投稿]

 ・実務経験1年目にやったおすすめ教材[2022-04-04に投稿]

 ・分析結果を現場で使ってもらう技術まとめ[2021-12-15に投稿]

 ・2019年読んでよかったビジネス書籍[2019-12-08に投稿]


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