本書の旧版(1958年刊、1974年増補改題)は、線型代数学に関する最も基礎的な理論および諸概念を明快に解説し、より本格的に線型代数学を学びたい読者にとって最適の参考書として、数十年にわたって理工系の多くの読者から親しまれ支持されつづけてきた定評の書。2006年には日本数学会出版賞を受賞した。
その旧版をもとに、2015年刊行の新装版では、最新の組版技術によって新たに本文を組み直して読みやすくし、読者の便宜を図った。なお改版にあたっては原則、一部の文字遣いを改めるにとどめ、本文は変更していない。
四十年あまりの長きにわたり支持されてきた“佐武の線型代数学”が、新たな装いで登場。「読みやすい頁」で読者の期待に応える。
・線形代数における行列変形と群の作用による理解[2023-07-01に投稿]
・『テンソル代数と表現論』の課題の試案[2022-04-01に投稿]
・佐武の『線型代数学』学習メモ[2022-03-25に投稿]
・線形代数学の基本定理 - 4つの部分空間[2021-07-23に投稿]
・行列の行ランクと列ランクはなぜ等しいか[2021-03-16に投稿]
・線型性の美しさを理解したい![2019-12-30に投稿]
・数学勉強ノート(座標変換と反変性・共変性・不変量)〜〜関数解析、多様体、解析力学への準備〜〜[2019-09-07に投稿]