【レビュー】技術の創造と設計


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  • 出版情報
  • ・著者:畑村洋太郎/著
  • ・出版日:20061108
  • ・ページ数:350P
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ジャンルTop10選

目次

まえがき1 問題提起——いま日本で何が起こっているか1.1 すべての産業の成長と衰退1.2 日本における機械関連産業の生産量の推移1.3 いま日本で何が起こっているか(a)マニュアル化の弊害(b)隙間組織の発生(c)分岐点での選択とその結果1.4 見ない・考えない・歩かない1.5 形骸化した管理1.6 建前と実態の乖離 2 失敗学のすすめ2.1 失敗の必要性(a)失敗体験の必要性(b)たたら製鉄に見る「真の科学的理解」2.2 失敗を生かす (a)技術を進歩させた3大失敗——失敗に学ぶことの必要性タコマ橋の崩落/戦時標準船の破壊/コメット機の墜落(b)破壊したタービンロータ(c)ひとりも怪我人が出なかった重大火災事故(d)明治三陸大津波の教訓2.3 失敗の原因と結果(a)失敗の顕在化の確率(b)失敗原因の分類(c)失敗の原因と結果の関係(d)失敗原因の階層性2.4 失敗の必然性(a)局所最適が全体最悪をもたらす(b)失敗は予測できる(c)時間の経過に伴う失敗確率(可能性)の増大(d)30年ごとに繰り返される橋の崩落2.5 失敗知識の伝達(a)それぞれの組織の中で孤立している失敗情報(b)失敗情報の知識化の必要性(c)結果に至る脈絡伝達の必要性(d)失敗の伝達に必要な記述2.6 失敗を生かす工夫(a)失敗のデータベースが使われない理由(b)失敗知識データベースの収集(c)失敗知識データベースの事例情報のデータ項目一覧(d)失敗の全体構造と個別構造の表現(e)失敗シナリオの立体表現(f)対角線図と代表図による失敗事象の表現(g)失敗に関する筆者の取組み3 創造学のすすめ3.1 技術の獲得3.2 設計手順と設計者の頭の中(a)機械設計における仕事の流れ(b)設計者の頭の中(c)設計における思考の基本過程(d)「決める」ということ(e)設計の思考過程がたどる二重らせん(f)創造的設計における思考展開(g)思考展開図(h)頭の中で実際に生じる設計の基本過程(i)仮説立証による決定過程(j)必要最小限の知識と経験(k)直観が創造を生む3.3 創造設計原理(a)着想を得る水平法/対話法/ブレインストーミング法(b)着想を発展させるための思考演算交換・逆転/直列と並列の入れ替え/四則/写像/対称・鏡像・回転/相似則,拡大・縮小/変形交換・逆転演算とその応用/直列と並列の入れ替え演算とその応用/トポロジー的変形とその応用(c)着想を発展させるための思考探索パラメータを変えてみる/第3物質を加えてみる/第3の場を加えてみる(d)着想を発展させるための仮想演習(e)着想をまとめる共通概念でくくる/使う概念を選択する/脈絡をつける(f)機械屋ならだれでも共通して持っている暗黙知(g)すべての機械設計に共通する暗黙の原理機械と美/機械と力線/機械の破壊と中心部の昼寝/無駄部分の切り捨て3.4 設計能力を高める(a)トータルエンジニアリング(b)エンジニアリングセンス(c)仮想演習をせよ(d)課題設定を早くしろ(e)頭に抽出しを作れ(f)人生を設計せよ(g)思いつきノートを作れ(h)裏図面を作れ3.5 創造的設計の支援(a)設計支援システムのあるべき姿(b)設計者に提示すべき図と情報(c)頭の中とリンクさせる4 考えを作る4.1 新しい考えを構築する手法思考平面図/くくり図/思考関連図4.2 思考の展開(a)思考展開図の必要性(b)思考展開図の利点(c)思考展開図を仕上げる(d)らせん思考の形成大蛇足:思考展開図を描くときの注意点4.3 楽しいお花見を企画・実行するお花見の思考平面図/お花見のくくり図/お花見の段階進行図/お花見の思考関連図/お花見の思考展開図5 緊急提言——3現に学ぶ5.1 現地・現物・現人(げんち・げんぶつ・げんにん)5.2 暗黙知を表出し共有せよ5.3 愚直に,生真面目に実行せよ5.4 逆演算思考の必要性5.5 アウトプット型の学習5.6 個の独立5.7 見せない・しゃべらない・触らせない5.8 技術をむしり取る場を作れ5.9 緊急提言あとがき索 引

概要

この本は,私の思索と実行の集大成である

レビューの一覧

 ・ドメイン駆動設計で貧乏を爆殺する[2019-12-19に投稿]

 ・今年読んで効いた本(Di, PM, EM向け)[2019-12-13に投稿]


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