【レビュー】カンバン ソフトウェア開発の変革 Improving Service Delivery in Technology Business


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  • 出版情報
  • ・著者:DavidJ.Anderson/著 長瀬嘉秀(監訳)/翻訳 永田渉(監訳)/翻訳 テクノロジックアート/翻訳
  • ・出版日:20140819
  • ・ページ数:360P
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ジャンルTop10選

目次

第I部 導入
1. アジャイルマネージャーのジレンマ
2. カンバン手法とは何か

第II部 カンバン手法の利点
3. 成功へのレシピ
4. 5四半期で最悪から最善へ
5. 常に改善を行う文化

第III部 カンバン手法の実施
6. バリューストリームマップの作成
7. カンバンシステムの調整
8. デリバリーリズムの確立
9. 入力リズムの確立
10. 仕掛り制限の設定
11. サービスレベルアグリーメントの確立
12. メトリクスとマネジメントレポート
13. カンバンのスケール化
14. 運用レビュー
15. カンバンによる変革の開始

第IV部 改善の実施
16. 3種類の改善機会
17. ボトルネックと空きリソース待ち
18. リーンの経済モデル
19. ばらつきの素
20. 問題管理と上位受け渡しポリシー

概要

アジャイル、リーンに続く開発手法
「KANBAN」の本邦初訳

トヨタの「かんばん」方式をソフトウェア開発に適用した「カンバン」は世界中で注目され、海外の名だたる開発チームが次々に成功事例を発表している。
本書はこの潮流の先駆者として知られるデビッド J. アンダーソンの著作であり、国際的にも評価されているエンジニア必読書の邦訳である。

■本書の特徴

「カンバン」はトヨタの「かんばん」方式をソフトウェア開発に適用した技法として、今や世界中で注目されている。
世界の名だたる開発チームが、既存のプロセスにこの「カンバン」を適用し、アジャイル性の強化を図った成功事例を発表している。

「カンバン」では次のステップを踏む。
1 品質への集中、2 仕掛り(WIP)の制限、3 頻繁なデリバリー、4 要望とスループットのバランス、5 優先順位付け、6 予測可能性向上に向けたばらつき原因の解消。
これらを通じ、「抵抗の少ない現実的な変革」と「シンプルで実践的な新しい管理手法」を実現するための鍵を開発現場に提供する。

著者デビッド J. アンダーソンは、2004年に世界に先駆けて「カンバン」を実践。以来、常にこの手法のリーダーとして発信を続けている。
本書はソフトウェアエンジニアリングの分野で国際的に評価されている著作の邦訳である。
■原題:KANBAN Successful Evolutionary Change for Your Technology Business

■推薦の言葉
株式会社 豊田マネージメント研究所
副社長 エグゼクティブ・コンサルタント 高木 徹 氏

既にアジャイル開発に取り組んでいるチームの次のステップとして、営業~企画~開発~運用までのリードタイムの短縮などを実現するため、是非本書の「カンバン」(後工程引取り)方式を用いて実践し、研究されることを推奨します。

レビューの一覧

 ・「タイムボックスの無いカンバン方式」に対する考察[2020-12-12に投稿]


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