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より良いデザインを生み出すためには「批評」が必要である。 しかし現代においては、正しい批評をできる人、あるいは正しく批評を受けられる人が少なくなってきている。 デザインを仕上げていく段階で、デザイナーは「なぜこのデザインが良くて、どうしてこのようにデザインしたのか」と いうことをきちんと説明できるようにするべきだし、クライアント側も、「なぜこういったデザインにしてほしくて、今の デザインはそれに対してどこが足りていないのか」ということをきちんと説明できるようになれば、お互いにとって、 社会にとって、よいデザインが溢れていくはずだ。この本ではそういった本来の「批評」の在り方や方法について述べて いる。簡単に、目にしたデザインについてあれこれ意見を発信できてしまう時代になったからこそ、あらためて「批評」 のスキルを見に付けることでよりよいデザインを生み出していくことができる。
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