【レビュー】SCRUMMASTER THE BOOK 優れたスクラムマスターになるための極意――メタスキル、学習、心理、リーダーシップ


【PR】この記事には広告を含む場合があります
  • 出版情報
  • ・著者:ZuzanaSochova/著 大友聡之/翻訳 川口恭伸/翻訳 細澤あゆみ/翻訳 松元健/翻訳 ほか
  • ・出版日:20200909
  • ・ページ数:240P
  • レビュー数
  • ・週間:0記事
  • ・月間:1記事
  • ・年間:0記事
  • ・全期間:6記事

ジャンルTop10選

目次

「スクラムマスターは何をすればよいのか」に答えてくれる本

本書は、「スクラムチームの母」と呼ばれ、著名なスクラムトレーナーでもある著者が、
その経験則――スクラムマスターは何をすればよいのか――をまとめた、
Addison-Wesley Signature Series(Cohn)『The Great ScrumMaster: #ScrumMasterWay』
の日本語版です。

スクラムには、3つの役割があります。
プロダクトオーナー、開発チーム、スクラムマスターです。
プロダクトオーナーは、プロダクトの責任者であり、
開発チームは、プロダクトを開発します。
一方で、スクラムマスターは「サーバントリーダーであり、
促進と支援に責任を持つ」とあります(スクラムガイドより)。

これを読んで、何をすべきか理解できますか?
そう、スクラムマスターは、縁の下の力持ちであるがゆえに、
何をし、どのような姿勢でいればよいのか、理解が難しいロールなのです。
著者のZuzana Sochova氏も、本書の中で
「スクラムのロールの中で一番誤解されやすい」と述べています。

たとえば、突然、あなたはスクラムマスターを命じられたとします。
明日から、スクラムマスターとして、チームを支援していかなければなりません。

●何から始めたらよいでしょうか?
●スクラムマスターとして、どのようなスキルが必要でしょうか?
●これから起こる困難に、どのように立ち向かっていけばよいでしょうか?
●もっとチームが機能するにはどんな働きかけをしたらよいでしょうか?

本書は、これらの疑問に真っ直ぐに答えてくれます。

開発者としてスクラムチームに参加した当初は、
まったくスクラムが好きになれなかったという著者。
そして、その後スクラムの良さに気づき、
その「スクラムチームの母」となっていく経験を通じ、
「スクラムマスターというロールについてもっとよい説明が必要だ」と、
彼女自身が #ScrumMasterWay というコンセプトで始めた活動がもとになったこの本。

スクラムマスターだけでなく、アジャイルコーチや、
組織改革を担うリーダーにもぜひ読んでいただきたい一冊です。
組織改革に立ち向かうあなたに、知恵と勇気を与えてくれることでしょう。


概要

「スクラムチームの母」と呼ばれる著者が「スクラムマスターは何をすればよいのか」に答えた本

レビューの一覧

 ・新チームになって3ヶ月で取り組んだことと悩み[2024-04-06に投稿]

 ・買ってよかった技術書を紹介しよう!「カイゼン・ジャーニー」[2022-07-11に投稿]

 ・スクラム開発を学ぶ上でオススメの書籍・イベント[2021-12-12に投稿]

 ・できれば新米スクラムマスターのときに理解しておきたかった大事なこと[2021-12-10に投稿]

 ・組み込みエンジニアが転職を機にアプリ開発のスクラムマスターにジョブチェンジした話[2020-12-18に投稿]

 ・2020年をふりかえる[2020-12-14に投稿]


amazonで確認