数学者には書けない!
偏微分方程式をつくって、解いて、味わう本
大学で受けた数学の講義も、そこで使った教科書も、私にははじめからまったくわからなかった。「なんじゃこれは」と内心思っていた。わからない理由は、具体的な例の記述がないから、イメージを与える絵がないからだとずっと後になってわかった。この本では私のこれまでのすべてを注いで、偏微分方程式の似合う場面の具体例を書くことを心がけた。……この本は、具体的な記述に特長がある。正確な記述に気をつかっていない。というのは、私ははじめから偏微分方程式の厳密な理論など知らないのだ。あくまで偏微分方程式を使う立場から書いている。――<本書「まえがき」より>
“「難解な数学」感”を一掃。身近な現象から偏微分方程式をつくることで、数式のもつ物理的な意味をたちどころになっとくさせる、画期的な入門書。
情報なし
・波動方程式の立式から数値シミュレーションまで(1)[2016-10-10に投稿]